Q&A

Q1.検査前に何か準備する事、注意事項は?

冠状動脈、血管造影をする方は一度息を止めていただきます(約25秒)。心拍数が高めな方には検査前にβー遮断薬を使用する場合があります。もしβー遮断薬禁忌の方は医師に申し出て下さい。また、検査前一日は刺激のある飲料(コーヒー、お茶、コーラ等)を避けて下さい。

尚、検査には空腹でお越し下さい。ただし水分の摂取に制限は有りません。

 

Q2.造影剤による副作用は有りますか?

まれに吐き気、嘔吐、発疹が見られますが通常は自然に治ります。しかし時に血圧低下、呼吸困難、ショックとなる場合が有りますので、腎機能障害、喘息の既往、アレルギー体質の方は医師に申し出てください。

 

Q3.もし検査に異常が出たり、発見された場合には継続しての受診に協力してもらえますか。

安心して受診できますよう、本院心臓医療チームと綿密にコンタクトをとりフォローアップします。

 

Q4.CT撮影で被爆は有りますか?

最新機器、256列マルチスライスCTでは撮影時間の短縮とX-CARE,被爆低減アプリケイションの搭載により、従来より40パーセントの被爆量が低減されます。

 

Q5.3.0ステラMRI(MAGNETIC RESONANCE IMAGING,MRI)とは何ですか。被爆しますか?

ステラとは磁石の強さで、3.0ステラMRIは従来のMRI より2倍の強さの磁石により、詳細かつ鮮明な画像で正確な診断ができます。これによりがん等の種瘤診断、血管異常、筋肉組織等の診断に役立っています。また磁力を利用しているため被爆は無く人体への影響は有りません。ただ強い磁石の中に入るため、心臓ペースメーカー、人工内耳等電子装置を装着している方は撮影できません。その他体内に事故、疾病により人工物を挿入されている方は医師にご相談下さい。

 

Q6.脳卒中の予防はできますか?

動脈硬化や心房細動かどうかを調べて脳卒中を予防できます。その為にはCTやMRIにより心臓及び脳血管疾患予防の重要性が高まっています。例えば、冠状動脈狭窄、大動脈或いは脳動脈瘤の有無、程度等を診断する事により心筋梗塞や血管破裂、ショックや脳死の予防につながります。

 

Q7.肺がんは早期発見できますか?

肺がんによる死亡率は死亡原因の首位となっています。早期発見できなければ5年生存率はわずか16.3%です。256列マルチスライスCTでは早期の肺がんでも正確に発見できます。更にはMRIやPET検査でも小さくわずかな病巣でも高確率で肺がん組織を検出できます。